北海道な日々でした!

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zoom RSS 円山公園で、桜・お花見・ジンギスカン!

<<   作成日時 : 2010/04/25 13:03   >>

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今年も円山公園では、桜の咲く時期限定の火気使用期間がスタートしたようです。


「北海道では、花見でジンギスカンをする。」


札幌に住む前から噂には聞いていましたし、毎年桜の時期になると、札幌・円山公園でジンギスカンをする花見客の姿が必ずTV等で伝えられていました。でも、札幌に住んでから暫くの間は、自分の目でその真偽を確認することはありませんでした。


円山公園は、通常は火気の使用はできませんが、毎年、花見の時期は使用が許されます。


しかも器具を貸し出しまでしてくれるという力の入れようで、まるで、「花見をするならジンギスカンがなけりゃ始まらない」とでも言っているようです。(いや、実際に言っているわけですが…。)

東京ではそんなことしないので、花見+焼肉(ジンギスカン)というのがピンとこない私は、当時は何となく半信半疑の状態で、

「本当に、ジンギスカンなんてやってんのかよ?」

「『道民は毎日カニを食べている。』みたいに誇張されているだけなんじゃないの?」な〜んて思っていたのでした。

そしてある年、ついに、噂のジンギスカン花見の実態を確認すべく、円山公園の桜を見に行くことに。

次の日曜日に見に行こうと思ったのですが、一気に満開になったこともあり、日曜にはピークを過ぎてしまいそうなので、まず平日に下見を兼ねてちょっと覗きに行ってみました。


さすがに平日なのでグループは少なく、少人数でお弁当を食べながら花見をしている人が多かったのですが、広場ではジンギスカンをしながら盛り上がっている学生の姿もあり、また、夕方からの宴会に備えてコンロをセットしながら会場の準備をするグループも数組ありました。

夕方になれば平日でも盛り上がるのでしょうが、まだ昼ということもあり、「へぇ〜、本当にジンギスカンをやる人もいるんだな〜。」程度の印象。

「ジンギスカンをする人なんて、そんなに多くないジャン!」と、その日は思ったのですが、しかしそれは大きな間違いでした。

日曜日は快晴となり、まさに絶好のお花見(ジンギスカン)日和。朝8時過ぎに円山公園に着いた私でしたが、その目に飛び込んできた光景は平日とは一変していました。


入り口を入ってすぐの広場は青いシートでほぼ埋め尽くされており、そこには、寝袋で寝ている人やテントをたたんでいる人、眠そうな顔でコーヒーを飲んでいる人の姿がありました。


「寝袋って?!」

「まさか、徹夜で場所取り?」

朝早くからはともかく、お花見の時期とは言え、まだまだ北海道は、特に夜は寒いのに、徹夜で場所取りなんて想像していなかったので、まだ眠たそうな学生さんに「明け方とか寒くなかった?」と聞いてみたのです。

すると学生さん、「ほとんど夜通しで宴会してましたから。それに寒ければ火もあるし。」

すごい根性。若いって素晴らしい!


とにかく、何だかやっぱりジンギスカンをやるみたいですが、まだ時間も早いので、北海道神宮の参道の桜をチェックしたりしながら宴の開始を待ち、11時頃、もう一度円山公園へ。


「おぉ〜!」

目の前には噂に聞いていた、ジンギスカンをつつきながら、ビール片手に盛り上がる、「北海道スタイルの花見」の光景が出現していました。

見たところ、ほとんどのグループがジンギスカン、というか、焼肉をしているようです。(まあ、火が使えるからこそ円山公園にくるわけで、当然と言えば当然なのですが…。)

いわゆるジンギスカン鍋をセットしているグループもあれば、鉄板や網焼きで各種の肉を焼いたり、さらには、焼きソバなどを作っているグループもあります。

しかし、どのグループも、とりあえずジンギスカン(羊肉)だけは外せないようで、これらを称して、いわゆるひとつの「花見でジンギスカン」と言うのでしょう。


煙をもくもくと出しながらの花見。


風が吹けば煙の中を桜吹雪が舞う。

初めてライブで見たその光景は、かなりインパクトのあるものでした。


ジンギスカンは臭いが強いので、時間とともに、あたりはジンギスカンの煙と臭いに支配され、やっている人はもちろん、近くで見ているだけで臭いが染み付いてしまうくらい。

桜は香りを楽しむ花ではないかもしれませんが、個人的には、ジンギスカンで桜の淡〜い香りを消してしまうのには、かなり抵抗がありましたし、それ以上に、煙モクモクが桜の木に良いわけがないとも思いました。

近くに居たお年寄りの方に、「桜の香りが消えてしまうとかは気にしないんですか?」と聞いてみたところ、「そんなこと考えたこともなかったけど、その場が楽しければいんでないの。」とのことで、その方が言うには、ジンギスカン花見が始まったのは戦後になってからということでした。


「う〜ん、そんなものなのか。」


そうそう、場所取りでこんなものを見つけました。


ジョ、ジョークだよね。



さて、そんな北海道のお花見に軽いカルチャーショックを感じつつ見ていたのですが、、もうひとつ気になることがありました。


カラスがとても多いのです。

朝の段階でも、ブルーシートの回りを昨夜の残り物を目指してうろつくカラスの姿がありましたが、宴が開始された今では、桜の木の枝に無数のカラスが群がっています。そして、スキあらば宴に参加しようと飛来してきます。

「こんなカラスに囲まれた中で花見をするのか?」


梅にうぐいす、桜にカラス。

実に風情を感じる光景…なわけもなく、正直なところ、それは、かなり不気味な光景でした。


しかし、そんな不気味な光景とは反対に、花見をしている人たちが実に楽しそうだったことが、強く印象に残っています。

東京では、靖国神社や上野公園でサラリーマンがネクタイを鉢巻にして騒ぐ姿などがTVで面白おかしく流されることが多いのですが、何となくそこには日頃の鬱憤晴らしというものを感じます。

しかし円山公園では、学生も大人も誰もが、心底明るく楽しそうで、鬱憤晴らしのような、ある種、負のパワーというものは感じなかったのです。

今年もそうみたいですが、今の時期は冬がしぶとくて、春が来そうで来ないの繰り返しですが、さすがに桜が咲けば、冬の終わりを実感できます。

それがただ嬉しくて、「桜の香りが消えようが、もう桜が散っていようが、カラスがいようが、そんなこたぁ、どうでもいい。とにかく冬は終わった。バンザーイ!」という、長い冬から解き放たれた喜びの現れなのではないでしょうか。


非常に短絡的で、「いかにも」という感じの発想で、自分で書いていて恥ずかしくなりますが、自分でも、いつまでも終わらない北海道の冬を何度か経験した後だったので、笑顔で楽しむ人たちを見て、そんな風に思ったのでした。

そして今年、東京で迎えた春は、それなりのワクワク感はあっても、待ちわびた春が来た喜びなんて微塵も感じない、特にどうということのない春だったことを思うと、やっぱりそうなんだよなという思いを強くします。


そんなことを感じながら、「いや〜、楽しそうだな〜。いいな〜。」と思いながら写真を撮っていたのですが、そんな思いが顔に出ていたのでしょうか、オバちゃんが「何、新聞かなにかの取材なの?」「ちょっと、アンタ、肉でも食べて行きなさいよ。」と、ジンギスカンを皿に盛ってくれました。

ありがたく頂戴しながら、チャンスとばかり、「やはり春になって嬉しいって感じで花見をするのですか?」と聞いてみました。

すると、「どうかね〜。ただ、毎年ここで花見をするだけだし、そんなこと考えたこともないわ〜。」と、何でも理屈づけしようとする私に、そう話してくれました。

東京出身なので、「花見でジンギスカン」を初めて見ましたと言うと、「東京ではしないのかい?」と真顔で言われました。

北海道の人は、内地でも花見でジンギスカンが当たり前だと思っている人が多いかもしれませんが、

「東京ではしませんから!!」



さて、円山公園のホームページによると、

「いよいよ4/24(土)〜5/9(日)まで円山公園の火気使用期間になります。サクラはまだまだ蕾が固く、5月5日が開花予想になっていますが、満開は5月10日過ぎるかもしれません。」

「過去3年くらいのデータで、この期間を設定しましたが、期間の延長は残念ながらできないので、5月10日以降は申し訳ありませんが、火を使わないでお花見していただければと思います。」とのこと。

まだ咲いてないかもだって?!
どーする、どーみん!


いやいやいや。心配は要りません。

冬の間できなかった「家の外でジンギスカン」が(していた人もいますが…。)ようやくできる季節になったということが重要なので、桜がまだ咲いてなかろうが、すでに散っていようが、そんなことは、(多分)大した問題じゃあないんですよ。

それにしても、「申し訳ありませんが」と、公園側が謝ってしまうことからも、「花見でジンギスカン」が市民権を得た行為であることがわかりますね。


そんなわけで、北海道流のお花見が懐かしく思い出される東京の春ですが、最後に、あの時、ジンギスカンを食べさせてくれた親切なオバちゃんに一言。

「あの時はジンギスカンご馳走様でした。でも、ビールも勧めてくれたらもっと良かったのにね〜!」


道民のみなさん、今年も大いに楽しんで下さい!!


★追記
別に追記するほどのことでもないのですが、ここを見て情報を得る方もいるかもしれないので念のため書いておくと、今年の火気使用期間が5/16まで延長されました。

円山公園のホームページによると、
「今年は異常気象で、大幅にサクラの開花が遅れてしまい、満開が期間後にずれ込む事態となり、市民の皆様からも火気使用の期間を延ばしてほしいという声をたくさんいただきました。
札幌市の方で、その声を受け、検討・協議の結果、1週間延長することが昨日確定いたしましたのでお知らせいたします。(2010年5月7日)」とのことです。

札幌のブログを見たところ、案の定、桜なんかなくてもGW期間中、モクモクさせていたようですが、ま、期間が延びたので今年は目一杯モクモクできるというわけですね。ヨカッタヨカッタ。

それにしても、「満開が期間後にずれ込む事態となり」って、なんとまあ大袈裟な書き方! 花見でジンギスカンできるかどうかは、札幌市民のそれこそ一大事というのが良くわかりますね。

あと、「今年は異常気象で」とありますが、私が住み始めた9年前は、北海道ではGWが明けてからが桜の季節だったわけで、ここ数年の方が異常だったと思うんですけどね…。


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(2010年04月下旬のある日)


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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ええと・・・
生まれも育ちも札幌!
の 私ですが
花見で ジンギスカンは
大学生になってから知りました
(いや マジでマジで)
っつか 桜の美しさは
「ソメイヨシノ」ですよ

来年こそ 絶対行くぞ〜!!
ちゅん
2010/04/26 01:05
私は幼少期より、運動会や家族で遠出の機会には
必ずジンギスカンでした♪

ちなみに、父の仕事都合で滝川に在住した期間があったため
以前はタレに漬け込んだ松尾ジンギスカン(滝川本店)派でして(^〜^ゞ

その後札幌で就職し、宮の森ガーデンやサッポロビール園で
丸くプレスした冷凍肉とビールの組み合わせを覚え
ジンギスカンといえば丸肉!になりましたが(笑)

花見でジンギスカン、学生の頃は毎年の恒例行事でした。
新入生歓迎コンパを兼ねて行っていましたから
桜なんか見向きもせず、ひたすら飲んで飲ませてで
『花より団子』ならぬ『花より看護』(←コレが言いたかったw)

懐かしいなぁ……
北旅さんの記事を拝見するうちに
久しぶりの『ジンパ』(ジンギスカンパーティーの略)したくなりました♪
moja
URL
2010/04/26 10:09
札幌在住時、花見&ジンギスカンパーティーはしたことがありませんでした。

ジンギスカン……ダメだったんですよ。。。どうしてもあの臭みが苦手で……

「なんでジンギスカンなんですか??」って地元の人に尋ねたら、

「半生になっちゃったら豚肉や鶏肉だとお腹壊しちゃうし、牛肉は高い。したっけ、ラム肉なら安いし、半生でも大丈夫だべ」と教えてもらいました。

ラム肉を食べられないことが、北海道に移住したことへの喜びを半分削いでいたような気が今でもします(涙)。

追記:
ツイッターやっています。もしよろしければフォローお願いしますね。

http://twitter.com/kuroisoi
KATSU
2010/04/27 09:40
札幌に戻ってきて改めて実感したこと。
冬の間は本当に出歩かない人が多い。。。
いや、もちろん仕事や学校には行きますよ。
でもスキーやスノボなどのウインタースポーツをしない人はじーっと家で過ごしています。
でも、そんな人達も春から秋は本当にアクティブに活動したりするんですよね。

そんな姿を見ていると、春が来た開放感はやっぱり内地の人より道民の方が強いんだろうと思ってしまいます。

皆で集まって春を祝う・・・。
気持ちは良くわかるなぁ。
で、そんな場面にはやっぱりジンギスカンが似合うと思う。(^ー^)

ところで!
本日から大通り公園のとうもろこしの屋台が出ているのですが・・・。
なんと午前中はちらほらと雪(*_*)
気温が2℃だって(^^;;
春まだチョイ遠し・・・の札幌です。
マンボウ
URL
2010/04/28 23:32
★>ちゅんさん
え〜、この記事ですが、ちゅんさんにおかれましては、「花見」を「雪見」に置き換えてお読みいただければと思います。

でもって、雪の白さをソメイヨシノに見立てつつ、桜吹雪じゃない、吹雪の中のジンギスカン。

ある意味、こっちの方が北海道っぽいかも?
北旅@管理人
2010/04/30 01:09
★>mojaさん
私の最初のジンギスカンとの遭遇はサッポロビール園の冷凍丸肉でした。

で、最初の屋外ジンギスカンが宮の森ガーデンでした。

今や生ラムに押され、冷凍丸肉を出す店は少なくなってきましたが、北海道のジンギスカンの歴史を語る上で欠かせないメニューですね。

宮の森ガーデンがなくなってしまったのは残念ですが、生ラム全盛の流れに負けず、頑固に冷凍丸肉をメニューに残すサッポロビール園を応援しないわけには行きません。

『花より看護』ならぬ『花より頑固』(←コレが言いたかったw)

最後のサッポロビール園でのmojaさんの蒸し技が懐かしいです。
北旅@管理人
2010/04/30 01:10
★>KATSUさん
ジンギスカンダメなんですか。私は特に感じないのですが、臭みが苦手という人ってけっこういるみたいですね。

私は食べ物にはコダワリがないのですが、それでも、東京に帰って来て以来、時々、ジンギスカンが食べたくなります。

ツイッター、私はやっていないんですよね。でも、KATSUさんのとこを覗いてみたところ、限りなく透明に近いブルー!

実は私もつい最近再読したんです。昔読んだ時も「ナンジャ、これ?」でしたが、今回も、ページ数少ないのに、最後まで読むのが苦痛でした。(何故、今さら再読したかは、次の次の…記事あたりで分かるでしょう。)
北旅@管理人
2010/04/30 01:15
★>マンボウさん
でしょ。

北海道に居る時から思っていましたが、東京に戻って来て、自分の感じていたことは間違っていなかったと思いました。

春の喜びが全然違いますね。マンボウさんも東京にいたことがあるから、それが実感できるのだと思います。春だけでなく、四季の移り変わりをきちんと実感できる北海道はやっぱり素晴らしいと思います。

そうかぁ。もう、とうきびワゴンの時期なんですね。それにしても、GW目前で気温2度はねぇ。
北旅@管理人
2010/04/30 01:16

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